ネタバレ注意!

登場人物




◆現代人◆

時野マサル(ときのまさる)


21歳。 ニート。本作品の主人公。元紅茶ノ水大学の学生。西野雅明教授の助手。
古代言語の解読と翻訳を手伝う。
父親は時野源氏(ときのげんじ、故人)。紫という妹もいる(故人)
物語が始まった時点では西野教授の家に居候して半年。
名前の由来はトルコ語のマサル(お伽話)。
モデルは「闇よ落ちるるなかれ」のアメリカ人言語学者マーティン(マルティヌス・ミステリアヌス)

西野哀(さいのあい)


10歳(物語が始まった時点で誕生日で実際は11歳)。本作ヒロイン。
右目に眼帯をしているが、盲目ではない。ただし近眼。みかんが好きらしい。
父親は西野雅明だが、血のつながりは無い。
名前の由来はトルコ語のアイ(月)。
         

西野雅明(さいのまさあき)


37歳。紅茶ノ水大学教授。マサルと共に古代言語の翻訳と解読をすすめる。
マサルの父、時野源氏とは知己の仲。彼の死後、天涯孤独となったマサルを引き取る。
源氏の事故になんらかの責任を感じている描写があるが詳細はまだ不明。
『会』という団体に所属しているが、第一部の最後に決別の意思を固める。
哀の父親。


森なんたらさん


年齢不明。目付きの悪いおっぱい。


時野セシリア


時野源氏の妻。マサルと紫の母。故人。




◆白海通商連合◆

アル・アクラブ(ジャラル・ビン・ゴシュン・ビン・シャール・シャルマート)


<1>ティムヤート継承戦争時代(物語の舞台の時代)。


27歳。キサのカーシャル(領主代行)
キサ伯国キサ市出身。
『赤サソリ』の異名を持ち、同名の親衛隊を組織している。
父親はキサ伯ゴシュン(ただし直接の血のつながりは無い)。
本当の父親は選帝侯候補イヴェ・ナヤン。つまり庶子。グーグルとのハーフ。
勿論、本人にグーグルの能力は一切受け継がれていないし、本人も何も知らない。
戦と残虐な拷問にしか興味が無い困った子。食人趣味あり。
ただし、意外と親孝行な子。
「懲罰遠征」軍を「カリムの戦い」で打ち破り、その名を天下に轟かす。
継承戦争勃発後、隣国マンスールを攻略。大虐殺と破壊によって、周辺諸国に恐怖を与えその悪名を世に知らしめた
五千のキサ軍を率いてアッサーム攻略を目指すが、エシケムの戦いでマサルを破れず
イヴェ・ナヤン殺害後はイサキオス島に逃亡した。

<2>継承戦争後。イサキオス時代。

ティムヤート継承戦争後イサキオスに渡り僭主アンゲロス一世を追放、海上王国ゴシュンを建国する。
後にアル・ヘルム伯になったマサルの通してダヤンと和睦(イサキオス問題)。
ダヤンからイサキオス伯の地位を与えられ、ティムヤートの諸侯の一人となった。
渾名は「残酷王」、正式にはジャラール一世。ゴシュン王、イサキオス伯。


<3>8月戦争

「西涼」の侵攻によって勃発した「8月戦争」では海賊王ウルグ・アリと同盟を結ぶ。
<4>「後継者戦争」、イサキオス共和国時代。

    エシケムの戦いから数十年後、王政から貴族議会制に移行したイサキオス共和国の名門貴族として生存。
ただし老齢で植物人間。
建国の父として市民に慕われている。

名前の由来はアラビア語のアクラブ(サソリ)より。
モデルは「ファラオの墓」の蛇王スネフェル。



イヴェ・ナヤン(1489〜1522)※コメントでもありましたが、単純にケアレスミスです。本来なら1479年生まれじゃないとおかしいですね。


43歳。白海の大商人。現在は選帝侯候補。
出身は帝都。15の時に、ティムヤート選帝侯国へ移住。
親が豪族なので、その資産を手立てに白海貿易で莫大な利益を得た白海一の大富豪でもある。
東西の白海商人の対立を利用し、東部に王権を樹立を目指し「白海通商連合」の指導者となって
ティムヤート継承戦争を引き起こした。
最終的な目標はティムヤート全土の王であったが、エシケムの惨敗でその夢は潰えた。
遠縁ではあるがダヤンのハルヌーン家とは親戚関係にある。
男色、カニバリズムなどの特殊な性癖を持つ。原作ではマサルの尻を狙う。
アクラブの実の父でもあったが、彼の怒りを買って殺害された。



ゴシュン


40代。キサ伯。
アクラブの義父。
趣味は盆栽。アクラブやイヴェ・ナヤンと違って超普通の気の弱い人。
ナヤンから幼いアクラブを押し付けられた時も、自分の息子として立派に育て上げた。
アクラブを心から愛しており、アクラブの悪行には心を痛めているが、気が弱いので何も言えない。
本人は田舎でのんびり暮らすことを望んでいたが、優柔不断で自分の意思が貫けず
ナヤンに押されるままにキサ伯へとされ悲惨な最期を迎える事となった。
名前の由来はヘブル語の地名「ゴシュン(現在のファクス近郊)」から。



ルナール


20歳。出身はマンスール伯国の首都オフマン
孤児だったが、子供の頃から異常に素早く二刀剣術の才能も持っていた。
幼少期に、マンスールの役人に虐待された恨みから役場に放火しそのまま逃走。
アイツハークで狩りをしていたアクラブを襲うが、あっさりウガルタとファライナに捕縛される。
死を覚悟したものの、アクラブにえたく気に入られそのまま数年間飼われた後、アクラブがキサの
領主代行に就任を機に、門兵長へと任命される。
体中に傷があるが、半分はマンスールで役人に、残りはアクラブに飼われている時につけられたもの。
不思議とアクラブには憎しみを抱いておらず、それどころか忠誠心すらもっている。
後年、アクラブのマンスール殲滅に参加して功績を上げると共に、大量虐殺にも加担している。
成長不全のため子供のような体型で、よくウガルタなどにちびと馬鹿にされる。
エシケムの戦いでは、アクラブの護衛の一人として参戦している。
ティムヤート継承戦争後はアクラブと共にイサキオスに渡った。 名前の意味はフランス語の「狐」より。



アル・ガルフ=ウガルタ・ ヒエロニムス=ガルフ・オン・サイレム
※「サイレムの狼」の意味。(英語にするとWolf of Salem)


二十九歳。出身はキサ伯国のサイレム村。
サイレムの豪族ヒエロニムス家のウガルタ(父)の三男として生まれた。
ちなみにヒエロニムス一族では男子は全員ウガルタという名である。
幼名はガルフ(狼の意)。
兄のウガルタ(マシュ、日光の意味)と共にキサ市に移住。
そこでアクラブの数少ない幼馴染として遊び、後に武人へとなる。
  アクラブに信頼された数少ない人物であり、後に親衛隊に抜擢された。
エシケムの戦いまでの戦歴は輝かしいが、マサルに撃退され右目を失う。
同戦争にて、アクラブの撤退を支援するためにヴィスターヴと交戦し死亡。
兄マシュによって、サイレム村に埋葬された。
非常に誇り高い反面、粗暴な性格の持ち主でもある。
熱心な聖教徒で、聖典を暗唱できる特技がある。
名前の由来は「ウガルタ聖書」とその翻訳者の聖ヒエロニムスから。



ナルス・アル・ファライナ



二十七歳。
出身はカカ伯国のキン。
熊の亞人であり、通常は人間の姿だが、戦闘時は熊に変異し圧倒的な強さを振るう。
アクラブの親衛隊隊長をしている。
エシケムの戦いの中盤、ホラム関にてヴィスターヴと交戦。生死は不明。
名前はアラビア語で直訳すると「踊る者」の意味。
どこにも「熊笑い」の要素なんて無い。
                       

アル-マザフ(ビン・シャイフ・ビン・ハッキム・ハーヴィ)


43歳。キサの奴隷商人の元締め。
ティムヤート選帝侯国のアイツァーク伯国のシャト市出身。
父親はアル・シャイフ・ハーヴィ。
卑猥な形の頭をしているが、冷徹で冷酷な男。
ハッキム(卿)の位を持っており、普通語も喋り教養は高い。


◆シグザマリー伯軍◆

ダヤン・ハルヌーン



七十二歳。
シグザマリー伯、英雄卿、護国卿。(三誉公とも)
ティムヤート選帝侯国シグザマリー朝選帝侯ハルヌーン一世。

帝都の神聖騎士団総長と大商人ハルヌーンの娘カトレアとの間に産まれた隠し子。 ハルヌーンの子として育てられ、後に「帝国の配給のすべてを握った男」と呼ばれる人物として成功する。 しかし政治面で失脚し、暗殺を怖れ地方へ隠れる。 「大祖国戦役」ではアブドラ公ロナン、アカンバル公と共に英雄的功績をおさめ、時の 神聖皇帝シヴァ帝に英雄卿、護国卿の地位と元帥棒を与えられる。 後に帝都での権力闘争を避けるため、戦役では戦友でもあったティムヤート選帝侯 シャハルナーク六世の元に身を寄せる。 シャハルナーク六世にシグザマリー伯の地位を与えられ二十年間 一諸侯として過ごしてきたが、シャハルナーク朝断絶後は通商連合と争い選帝侯の地位を得た。

紀帝元1532年7月、デタン市で選帝侯ハルヌーン一世となり、ティムヤート選帝侯国シグザマリー朝を開いた。



アシド(アシード・ラディーン・ベクティムール。原作ではアシド・マフムード)


年齢不明。シグザマリー伯国の客将。
(原作では野盗の頭)
育ての親はエニシダ。
顔に↑と←の刺青のある胡散臭い男。
日本語を話す。
第二部では「魔術師」エニシダなる人物と、クルヌギ(鬼人)のハーフ(パル・ヴァピオ)であることが明かされる。
モデルはハムナプトラに出てくるメジャイのアーデス・ベイ。
アシドの語源は英語とアラビア語のアシッド(酸の意)


リシュマエル(旧名、劉亥玖。原作では劉陸)


19歳。シグザマリー伯国の客将。
(原作ではアシドの友)
帝国に帰化した帰化帝国人。出身は東方の涼国(西朝)。
元西涼人だが、純粋な西涼人ではなく少数民族のシン族出身である。
長身。弓の名手。ホモ疑惑がある。
名前の由来はヘブライ語のイシュマエル(神は聞き入れるの意、アラブ人の祖の名前)

トバルカイン


28歳。シグザマリーの武将。南方人。
長身の巨漢。
キサ攻略の工作員部隊の副隊長を努め、エシケムの戦いにも参戦した。

名前の由来は旧約聖書創世記の登場人物トバルカイン。





◆ナイルキア護帝候国(南王国)◆

アダレトリ・メルシィヘイリマヌーン
30歳。通称はアダ。
ナイルキア護帝候国(南王国、ハスマーン朝)のハスマーン王に使えるイニチュエリ。
カプクル(常備軍人)。クルク隊所属。
戦闘で捕虜になり、奴隷として売られた。
母方の祖母がグーグルで、大変稀ではあるが、男性でありながらグーグルの特性を受け継いでかなり強い。
名前の由来はトルコ語のアダレトリ(公正。正当)。



マシニッサ・ユグルタ
32歳。ハゲ。おっさん。
同上、イニチェリ軍人であるが予備のメフテルハーネである。
普段は家で壷つくったり畑耕したりしてる。
名前の由来はヌミディア王マシニッサ(Masinissa、紀元前238年 - 紀元前148年)の名前から。
ユグルタも同じくヌミディア王の名前。


アナナス・ファサル・メナス
27歳。アスラーン護帝候国(東王国)の首都マスブール出身の商人。
人狩りに襲撃され、奴隷にされた。
名前の由来はトルコ語のアナナス(パイナップル)。


インジュ
23歳。傭兵。
出身はハーラン王国のイシュルタ。
捕まって奴隷にされた。
名前の意味はトルコ語で「細い」


ウルク
31歳。出身は北方のアイジス。
イニチェリだが、給仕ばかりやらされている。
肥満。
名前の由来はトルコ語の「寛容」


マサフ・ゾブバヘイル
45歳。出身はナイルキアのアムアドラ。
下級貴族で、クルク隊の隊長。
エドムという一人息子が居る。
原作ではマサルを庇って、壮絶な最後を遂げたけっこう重要人物。モブではない
名前の由来はペルシャ語で「朝」


ヨバン・コル。
年齢不明(20代?)
ドンカイト族(ただし西ドンカイト族)の女性戦士。族長アルマリルの妹。
原作未登場。
俺的にはさっさと姉の方を出したい。
名前はトルコ語でヨバンは「誇り」、コル「は守る」。


バグ・コバック。
年齢不明。
蟻。
趣味は盆栽。
名前の由来は、ユダヤ戦争バル・コクバの乱の主導者バル・コクバ。
意味は「星の子」




リリシャ・イシャール。
十四歳。
趣味は河原で一人で石切。
ジャハル人(アス=アスリと同じ民族)で、ナイルキア護帝候国エピス市。
元は奴隷であったが、ヴィスターヴに買われ腰元に。その後武勇を買われて、ヴィスターヴの部隊兵士に。
現在はシグザマリー伯国でヴィスターヴと共に、アッサームの守備隊に配属される。
【決死隊(フィダーイン)】という精鋭部隊に所属。
イリスという双子の姉が居るが、カリムの戦いにおいて戦死した(と思われていた)。
イシャールという苗字は「女神」という女性名詞。(イーシャが女、母神の形容詞)。
リリシャとは「人間」の女性名詞(「人間」の男性名詞はリリン、リリィが「人」の中性名詞)。
※ちなみにリリシャという女性名詞は、「女(イリール、男はイリー)」という名詞と区別して使用される。
彼女の名前は普通語読みだとレージャ・ヤーウェル。
「ファラオの墓」のパピとアウラ・メサ、「ジハード(定金伸治)」のルイセを足して二で割った感じのキャラ。

※二部において、風王リリスの介入によって「姉」イリスの幻影を具現化していたことが明かされる。
※これはカタリナの「核」が「一度目」の際に生き残ったリリシャの祖先「ジャハール」という女性に埋め込まれていたためである。



ヴィスターヴ(ヴァーリス・アナヴィタン)。


シグザマリーの将軍の一人。ナイルキア出身。
マサルの将来の親戚?
シグザマリーの二大派閥の一つである、武断派の筆頭でもある。
※ナイルキアの元皇子。
※兄である皇太子ユルトネスルとの戦いを厭い、出奔。
名前の語源は英語のdisturb(掻き乱す)。


◆西洋人◆

ドレ卿


ドレ公爵とも。
本名ギュスターヴ・デ・ロンバルディ・ドレ。46歳。出身はエウロペ大陸西端のファラーファ半島王国群の一国、レーレ・エスパーダ王国の首都カトラレ。
1478年にドレ公爵一族のロンバルディ家のギュスターヴ・デ・カロン・ロンバルディ・ドレの三男として生まれた。16の時に、レーレ王家に仕え、騎士の称号
を受ける。王家直属の護衛隊に八年務めた後、ナドル家のクリスタリアと結婚。娘を五人もうける。その後、カルバドラスの乱(西方戦争)に従軍。辺境部族の
鎮定の任を成功させ、ファラーファ元首に共和国防衛勲章を授与される。その後、第一次航海時代が幕を開け、レーレ王家主導の東方植民地化計画に携わり、当時
大空位時代を迎えて混乱していた<帝国>へと派遣された。当初は、ハーラン半島(帝国領)に派遣されたが、ハーランは中央大陸と西洋の玄関口でもあり当時から
交易も盛んでハーラン国王レギドも聖教徒であり、早々に植民地の対象から外された。そのため、ナイルキア護帝侯国へと向かう。しかし戦乱と無縁のナイルキアは
貿易と農業で発展した大国であり、また南方への植民地化を積極的に行っており、衝突を避けるためドレ一行はさらに東のティムヤート選定侯国へ目をつけた。
当時、ティムヤートはシグザマリー伯ダヤンの勢力が圧倒的な優位性を示していたが、キサがアクラブの主導によって発展し彼の軍事的な優位性を脅かしつつあった。
また、アクラブは西洋に強い関心を持っていたためエスパーダとの単独貿易権などを認めたり(帝国では違法)、また固く禁じられていた奴隷の海外輸出などにも
協力した。そのためドレはアクラブの軍事顧問として仕えることとなる。ティムヤート継承戦争では、クーパー提督の元、観戦武官という立場でアクラブに従軍した。
余談。彼個人の意見では、当初は帝国の植民地化は容易と思われたが、アクラブの支配する国など帝国の現状に触れるうちに、それが非現実的である事を悟り以後は
継承戦争後は、貿易権に関する交渉を何度が帝国諸侯と行うにとどめた。ちなみに、彼の母国がティムヤートを植民地化するのは彼の死後40年以上先の事となる。


リオナルド・デ・ハッポン・クーパー


48歳。出身はファラーファ半島王国群レーレ・ガルシヤキア王国のクルポリ。
東洋艦隊提督。
ドレの上官。
アクラブの交渉相手。


◆帝都◆

アヴィエロス・アンダルシア

帝都のあらゆる学問の最高権威。
ルシュドゥーン、ジョウウェイの師。


イブン・ルシュドゥーン・アイバク

年齢不明。鳥の顔をした学者。
アシュハエロス選帝侯国サドル・クーナウィー伯国カシオン市出身。
父親はサルマーン・アイバク。
カシオンの学院(マサドラ)を卒業後、帝都のフスハ短大に入学。
神学と言語学、宗教学、歴史学などを学ぶ。
カネシユ(俗共通語)、アーレフベート(普通語)、ヘルム語の他に何故か日本語を巧みに操る。
ビジュアルは楳図かずおの「14歳」のチキンジョージをモデルにしてある。
人物モデルは実在したイスラムの学者イブン・ルシュド。


ジョウウェイ


帝都の「僧会」に属していた僧、学者。
アヴィエロス・アンダルシアの弟子で、ルシュドゥーンとは同門。
帝都が討伐軍に占領される動乱の前に帝都から逃亡。その際に師アヴィから
「賢者の遺産」と呼ばれる義眼を渡され、以後不思議な力を持つようになる。
以前から帝国の歴史と神聖皇帝について調べていた。
混迷に満ちた帝国の現状を憂い、神聖皇帝の持つ力の謎を解き明かし
自ら救世主として帝国を統べようという壮大な野心を抱いていたが
クルヌギの怒りに触れてしまう。



◆鬼人(ジン・スーフィ)勢力。ホウム二十七王◆


ウル(オルナル) 

ホウム二十七王の一人。
推定5000歳以上。
鬼人勢力の代表的存在。
号は「調停者。狼王オルナル」
引きこもってる。
名前の由来は英語のウルフ(狼)


クルヌギ

ホウム二十七王の一人。
推定5000歳以上。
カネシユ話者で、顔に逆さ十字架の刺青。巫女巫女しい服を着てる。
号は「冥王クルヌギ」
民間信仰上では、死と生、輪廻、また性の神とされている。
シャクテカリ王と仲が悪い。
アシドとは深い関係にあるらしいが、詳細はまだ不明。
マサルと面識があった可能性が示唆されているが不明。
名前の由来はシュメール語のクルヌギ(冥界)。

ウァルアッラー

ホウム二十七王の一人。
二歳。
号は「戦王ウァルアッラー」
戦神として崇められている。
「砂漠のタカ」と名乗る男を師と呼んで行動している。
生まれついての戦士であり、戦場から敗走する兵士すら「臆病者」と断罪するやや幼い部分がある。

キサの街の主神でもある。


シャクテカリ

ホウム二十七王の一人。
推定5000歳以上。
号は「星王シャクテカリ」
クルヌギと敵対している様子。
名前の由来はヒンドゥーのシャクティ信仰より。

タウバトー 

ホウム二十七王の一人。
推定5000歳以上。
号は「文王タウバトー」
天使のような風采、容貌。
引きこもってるウルの世話をしている。
名前の由来は日本語の「殿鳩・たうばと(伝書鳩)」より。

ハルドラ

  ホウム二十七王の一人。
号は「森王ハルドラ」
                      


◆その他◆


グーグルの子(名前未定)

年齢不明(7〜8くらい?)
七話辺りからマサルをストーキングしてる。


砂漠のタカ

スナイパー 三十歳前後。
日本軍の軍装をしているが、見た目はラテン系の白人である。
「日本男児」や「大和魂」という単語を知っている事から日本語をある程度知っている事が予想される。
どういうわけか、鬼人のウァルアッラーと行動を共にしている。
ウァルアッラーからは「お師匠様」と呼ばれている。
マサルを狙っている。


アブドラ公ロナン

アブドラ公。
七十九歳。
  アカンバル戦争で反乱軍側に立っている大諸侯。
「大祖国戦役」の救国の英雄。ダヤンとは親友関係にある。
その武勇から「獅子心公」と呼ばれる。
     

ウルグ・アリ

キサの元海軍提督。
海賊王に成ろうと必死になっている。


ハルラン・ワラピー(1389〜1451)

14世紀の旅行作家、詩人。
記録上、唯一グーグルと交流が可能だった人物。
彼は数ヶ月もグーグルと生活を共にし、彼の手記はグーグル研究の重要な資料となっている。
著書「食人鬼伝説」「女食人鬼(ジン・ニーア)」「千鬼夜行」など。
モデルは実在のイスラム学者、詩人イブン・アル・アラビー。


イブン・アル・ラーヒル

物語の語り部。
歴史家。
主な著書は「歴史大全」「白の魔術師」

モデルは実在の歴史家イブン・アル・アーシル。
 
        




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